高知県でも気温が落ち着きはじめ、ようやく秋の訪れを感じられるようになりました。
この季節の楽しみといえば、やはり秋の味覚。「食材の宝庫」ともいえる高知県にも、秋に旬を迎える名産品は数多くあり、そのどれもが味わい深き逸品たちです。
皆さまもぜひ一度高知へお越しいただき、地元の秋の味覚をお楽しみくだされば嬉しいかぎりです。
さて、去る9月2日、東京都江東区議会議員を務められる三次由梨香さんが高知県へお越しくださいました。
これは、三次さんと旧知の仲である弊社代表・橋本の招待によって実現したもの。三次さんも以前から高知県に対する興味をお持ちであったようで、県内の観光地や食などの視察を目的として来県されました。
そうなれば、私たちとしても「門田道場のかつおのたたきをぜひ試食していただきたい」という思いが募るのは当然。そこで、商品を製造する「有限会社 英伸」にて製造工程の見学、そして造りたてのかつおのたたきの試食をしていただく機会を設けさせていただきました。
さらに、高知市市議会議員を務められる横山公大さんも加わり、高知市役所へも来訪。高知市副市長の松島研さんを交えた4名で、これからの高知県について話し合う会談も行われました。
今回は、その様子の一部をお伝えしたいと思います。
三次由梨香さんのご経験を紹介
まずは、三次さんのこれまでの経験を簡単にご紹介しましょう。
東京生まれ東京育ちの三次さんは、高校卒業後に民間企業へ就職。その後は出産も経験され、2013年にはスリーネクスト株式会社を設立。さらには、まつげエクステ協会認定校を開設し、自ら講師を務めるなど、育児、経営者、講師業に邁進されるなど多忙な毎日を過ごします。
また、お子さんの保育園受け入れに際して困った経験から、子育てと母親の援助を目的としたイベントの開催や事業の支援なども実施されました。
江東区議会議員として初当選されたのは2015年。そして2019年に再選されたことから、江東区議会議員として現在2期目を務められています。
【三次ゆりかさんの公式サイトはこちらから】
https://3next.jp/
初めての体験に興味深く向き合われた三次さん
そんな三次さんが高知県へやって来られたのは9月2日。
高知市内で橋本と合流して市内の名所をいくつか回りながら、さっそく門田道場の工場がある「有限会社 英伸」へ向かいました。
出迎えてくれたのは、おなじみの門田さん。
三次さんと軽い談笑を交わしたあとは、すぐにかつおのたたき造りに取り掛かってくれました。
かつおのたたきの製造工程を見るのは初めてだという三次さんは、門田さんの動きを興味深く目で追っておられ、工程の都度ごとに次々と質問。
「かつおの鮮度の見極め方は?」
「捌く際のポイントは?」
「背と腹だとどちらが美味しいですか?」
「どうしてガス火と藁を組み合わせて炙るのですか?」などなど。
三次さんの質問に丁寧に答えながらも、手際よくかつおの鮮度を確かめて身を切り分け、藁焼きにしていく門田さんと、その手元をじっくりと見つめながら質問の答えに感心するように頷く三次さん。
特に、藁焼きの工程をご覧になっている最中には、漂う香ばしい香りと豪快に炎が上がる様子に魅せられているようでした。
そして完成と同時に、すぐに切り分けて試食へ。
造りたてのかつおのたたきを食べられるのも初めてだったようで、身が温かいうちに食べたほうが、かつおの風味や藁の香りが抜群に感じられることに大変驚かれていました。
高知市役所にて「高知談義」を実施
かつおのたたきの製造工程の見学や、造りたての試食という初めての体験に満足された三次さんと次に向かった先は高知市役所。
ここでは、以前にインタビューに応じてくださった高知市議会議員の横山公大さんと合流し、高知市副市長の松島研さんを交えた4名で「高知県談義」が実施されました。
テーマは「これからの高知県について」。
高知県の社会や経済などの未来について様々な意見を交わし合う中、最も談義に花が咲いたのは観光についての意見交換でした。
横山さんと松島さんも高知の観光振興において要のひとつとなるのは、やはり「食」であるとの考えをお持ちのようで、高知の名産品であるかつおの藁焼きたたきを製造・販売を手がける私たちも観光振興の一端を担う存在であることを再認識させられた機会となりました。
三次さんは翌日も沈下橋を見に行かれるなど、高知市内だけでなく県内のあちこちの観光地にも足を運び、高知県の自然や文化に触れられたようです。
また、今回の様々な体験と学びを議会へと持ち帰り、江東区の発展に役立てたいと話しておられました。
こうして三次さんの高知県視察は終了。
同行させていただいた私たちとしても有意義の時間を過ごさせていただいたとともに、これから先も変わらずかつおの藁焼きたたきの提供を通して高知県の発展に努めていきたいと、改めて決意できた機会となりました。