「かつおのたたきにおすすめの薬味は何?」

「高知ではどんな風にかつおのたたきを食べるの?」

「本場高知と同じようにかつおのたたきを楽しみたい」

かつおのたたきの薬味といえば、玉ねぎや青ネギ、おろし生姜が一般的です。

それは高知も同じなのですが、一番の違いは薬味の量

たたきが見えなくなるくらいたっぷり乗せるのが高知流です。

また、生のニンニクをスライスして薬味にするのも高知ならでは。

今回は「高知流!かつおのたたきにおすすめの薬味を紹介!」として、本場高知おすすめの薬味を徹底解説します。

記事の後半では、薬味を美味しくするひと工夫や盛り付け方もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

【薬味たっぷりが高知流!】かつおのたたきにおすすめの薬味6選!

【薬味たっぷりが高知流!】かつおのたたきにおすすめの薬味6選!
高知ではたっぷりの薬味でかつおのたたきを食べるのが定番ですが、その組み合わせはお店や家庭によって様々。

ここでは、本場高知でよく食べられている、おすすめの薬味を6つご紹介します。

それぞれの薬味に効果効能があり、かつおと一緒に食べることでより美味しくなるだけでなく、様々な効果が期待できます。

薬味のおすすめの切り方もご紹介しますので、かつおのたたきを召し上がる際の参考にしてください。

①生にんにく
ニンニク

・効果効能:体力増強、動脈硬化予防、免疫力増強、疲労回復
・おすすめの切り方:スライス

高知のかつおのたたきに乗せる薬味で絶対に外せないのが、ニンニクです。

「NOニンニク、NOたたき」と言っても過言ではないほど、高知のたたきには必ずニンニクが添えられています。

切り方は、生のまま薄くスライスするのがおすすめ。 食べる時には、かつおのたたき一切れに対し、生ニンニクスライスを2〜3枚乗せるくらいがちょうど良いです。

ニンニクの香りはかつおの生臭さを消してくれるほか、かつおのタンパク質とニンニクの酸化アリルが合わさることで疲労回復効果も期待できます。

【豆知識】
ニンニクは、切り方によって香りの強さが変わります。

②生姜

 

・効果効能:食欲増進、冷え性解消、かぜ予防
・おすすめの切り方:すりおろし

ニンニクと同じくらい定番なのが生姜。

生姜とニンニクを合わせて食べることも多いです。

生姜に含まれるショウガオールは、胃液の分泌を促進してくれるため、暑い夏でも生姜と一緒にたたきを食べると食が進みます。

また、かつおは魚の中でも鮮度が落ちやすいのが特徴。

殺菌作用のある生姜は、そんなかつおの薬味にぴったりです。

③玉ねぎ

 

・効果効能:不眠解消、精神安定、動脈硬化予防、高血圧予防
・おすすめの切り方:スライス

玉ねぎは薄くスライスして、たたきの下に敷いたり上に乗せたりします。

玉ねぎの辛みが気になる場合は、繊維を断ち切るようにスライスして塩で軽く揉み、水にさらしてください。

かつおに豊富に含まれているビタミンB群は、水溶性なので吸収されずに体外に排出されてしまうことが多い栄養素。

玉ねぎと一緒に食べると、玉ねぎに含まれるアリシンがビタミンB1の代謝効果を助けてくれるため、効率良く摂取することができます。

また、普通の玉ねぎよりも甘味が強い新玉ねぎもおすすめ。

春〜初夏に旬を迎える、初かつおと新玉ねぎの組み合わせは最高です。

④青ネギ

 

・効果効能:疲労回復、食欲増進、動脈硬化予防
・おすすめの切り方:小口切り

青ネギは女性に嬉しい栄養素が多く含まれる薬味です。

とくに豊富なのがβ-カロテン。

β-カロテンは体の中でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を健やかに保つ美肌効果を発揮します。

また、ビタミンCは肌のコラーゲン生成に欠かせない栄養素で、シミやシワの原因となる活性酵素を取り除く抗酸化作用もあります。

青ネギは小口切りにして、たたきの上にどっさりと乗せるのがおすすめです。

⑤みょうが

 

・効果効能:消化促進、血行促進、ストレス緩和
・おすすめの切り方:千切り

みょうがは独特な香りと苦味が特徴で好き嫌いが分かれる野菜ですが、たたきと一緒に食べるとかつおの味を引き立ててくれます。

みょうがの旬は初夏〜秋頃。

かつおのビタミンB1、ニンニクのアリシンと合わさることで、疲労回復効果も期待できますので、夏の暑さで疲れた時にはぴったりの薬味です。

定番の切り方は、みょうがのシャキシャキとした食感が楽しめる千切りですが、他の薬味と混ぜて食べたい場合には薄めの輪切りにするのもおすすめです。

⑥大葉(しそ)

・効果効能:がん予防、かぜ予防、動脈硬化予防、食中毒予防
・おすすめの切り方:千切り

しそは切らずにたたきの下に敷いても良いですし、千切りにすると香りをより楽しめます。

切らずにそのまま添える場合は、ニンニクや生姜をたたきにたっぷり乗せて、しそで巻いて食べるのがおすすめです。

しそのβ-カロテン含有量は野菜の中でもトップクラス。

タンパク質が豊富なかつおと一緒に食べると、免疫増強効果を発揮します。

また、生姜と同じように殺菌作用がありますので、食中毒予防にも一役買ってくれます。

薬味を美味しくするひと工夫と盛り付け方


ここまで薬味の効果効能やおすすめの切り方をご紹介しましたが、準備する際にちょっとしたひと手間を加えることで、薬味の風味が格段にアップします。

また、いくつかの盛り付け方を知っておくと、食べるシーンに合わせて最適なスタイルを選べますので、ぜひ参考にしてください。

薬味は食べる直前に切る

ニンニクやみょうがなど、香味野菜の香り成分は揮発性なので、切った後に時間が経つとせっかくの香りが薄れてしまいます。

薬味は食べる直前に切り、すぐに盛り付けるようにしましょう。

薬味は水にさらす

玉ねぎやみょうが、しそなどの千切りにした薬味は、切った後に水にさらすことでシャキシャキ感が増します。

ただし、長時間さらすと栄養素が溶け出してしまうので、1〜2分程度がベストです。

薬味の盛りつけ方はシーンに合わせて

薬味の盛りつけ方に決まりはありませんが、大きく分けて3通りあります。

①たたきの上にどっさり乗せる

オーソドックスなのは、お皿にかつおのたたきを並べた後、たたきが見えなくなるくらい薬味を上に乗せるスタイルです。

上からタレをかけると、薬味にもタレの味がなじみます。

薬味の好みが分かっている家族と食べる時や、1人で食べる時におすすめの盛りつけ方です。

②たたきとたたきの間に薬味を入れる

かつおのたたきを数切れずつ並べ、その間に薬味を入れるのを繰り返して盛り付ける方法です。

大皿を使えば見た目が華やかに仕上がるので、ちょっとしたおもてなしのシーンにぴったり。

最後に、彩りとして小口切りにした青ネギやみょうがを全体に乗せると、より美しく仕上がります。

③薬味でたたきの周りを囲む

最後は、お皿の中央にかつおのたたきを盛り付けて、その周りを薬味で囲む盛り付け方です。

こちらは友人や親戚など大勢で集まる時におすすめ。

薬味を種類ごとに分けて盛り付ければ、それぞれが好きな薬味でたたきを楽しめます。

好きな薬味をたっぷり乗せて、高知流かつおのたたきを楽しもう!


一般的なものから変わり種まで様々な薬味を紹介してきましたが、乗せる薬味に細かい決まりはありません。

いろいろな薬味を試して、お気に入りの組み合わせを探してみてください。

ただし、乗せる時にはかつおのたたきが見えなくなるくらい、たっぷりどっさりと!

ぜひ薬味たっぷりの高知流でかつおのたたきをお楽しみください。

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